妄想 惨めさの根本原因
仏教ではなぜ、口をすっぱくして妄想の悪口を言うのでしょうか。それは人間にとって唯一の救いである「理性」を妄想が壊してしまうからです。
(アルボムッレ・スマナサーラ著「ブッダの教え1日1話7/5より)
心がいまより、1分前(過去)のことにも、1分先(未来)のことにも、引っかからないようにするのです。そうすると、妄想は止まります。
(同7/6より)
「今を生きる」ならば、その瞬間から人は幸福になっているのです。
(同7/11より)
妄想はふつう「希望」と呼ばれて大事にされているので、誰も捨てようとはしない。「希望」に依存し、しがみついている。
妄想を「これは妄想だ」とはっきり気づいて、弱い心の避難所にしているのを止めないなら、ゆっくり落ちぶれていく他はない。
人々の自我妄想が、この世の全ての争いと苦しみと惨めさの根本原因であり根本悪だ。
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