ゴータマ・シッダルタ(後の釈尊)は釈迦族の王子として生まれたが、29歳の時、すべてを捨てて出家した。
以来、ウルベーラの森ですさまじい断食や苦行の生活を続けること六年におよび、骨と皮だけに痩せ衰えたが、結果は悲惨であった。
苦行は、結局、道を
六年の歳月は、空しく過ぎた。
(現代語仏教聖典 釈尊編 2章1節「心のたたかい」より)
常人なら、ここでおもいきり落ちこんで後悔するところだが、シッダルタは、そんなくだらないことに時間を費やすことなく、次の行動にうつる。
すこし体力が回復すると、菩提樹下に座し、不退転の決意をする。
「私は、真実道を
(同)
ところで、これも苦行じゃないの?
もちろん、これは苦行ではない。
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