希望という悪魔
希望とは、ある出来事が起こってくれるように願うことと、その出来事が起こりそうだと思うことをとりちがえたものです。
(ショーペンハウアー「みずから考えること」心理学的覚え書 石井 正訳)
一般に、希望を持つことは、持たないより良いと信じられているが、希望が正しい判断を狂わせ「千にひとつの場合をも、たやすく起こりうるもののように思わせ」る悪魔である事実は無視されている。
「しかし、おそらくだれひとり、このような心の愚かしさから離脱してはいますまい。」
認識は意欲の呪縛から自由になることがほとんどできない。
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