ショーペンハウアーの幸福論3
年老いた暁には、身は老いても老いることのない労作に青春の力をことごとく打ちこんでしまったということくらい、慰めになるものはない。
(ショーペンハウアー「幸福について」第4章 橋本 文夫訳)
あきらかに、ショーペンハウアーは、自分のことをいっている。
「意志と表象としての世界」を書いた自分の青春のことを。
「意志と表象としての世界」には、いかなる人も超えることができない究極の哲学が卓絶した表現で書かれている、とおれは思う。
ショーペンハウアーはこの偉大な思想をドレスデン時代(1814~1818)に二十歳代で自分のものにした。
※「意志と表象としての世界」
アルトゥル・ショーペンハウアーの主著。
フリー百科事典ウィキペディア参照
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写真は
「ショーペンハウアーとウスペンスキー」
http://homepage1.nifty.com/pdo/SchopennhanerandO1.htmから