阿難尊者に釈尊が与えた最期の説法(遺言)は
「自灯明、法灯明」
であった。
釈尊は「私を信じよ」とは言っていない。
もちろん、世の宗教のワンパターン「神を信じよ」乃至「神の使者を信じよ」とも言っていない。
しかも、「法灯明」より「自灯明」が先だ。
人間は、まず自分を深く信じなければならないのだ。
そして、釈尊は
「汝等比丘、常に当に一心に出道を勤求すべし。一切世間の動不動の法、皆な是れ敗壊不安の相なり。汝等且く止みね。復た語を得ること勿れ。時、将に過ぎなんと欲す。我、滅度せんと欲す。是れ我が最後の教誨する所なり。」
(仏遺教経)
と言って、亡くなられた。
感動してるのは、おれだけか?