哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

迷中の是非は是非ともに非なり 迷いの酒


夢裏(むり)の有無は有無同じく無なり、迷中の是非は是非ともに非なり」

(興教大師 障子書文)











「…仏のお誓いを疑うはてしない心の迷いの酒に酔っている人にますます酒をすすめ、貪り、怒り、愚痴の三つの毒を久しく好んで食べてきた人にますます毒を食べることをゆるして、それを好きになるように、と言いあっているようで、憐れなことであります。
わたしたちはいずれも、心の迷いの酒に酔っていることを悲しみつつも、この三つの毒を好んで食べていますから、まだ一度もその毒の消えきったことはありませんし、心の迷いの酒の酔いもいまだにさめやらない状態にあるのです。

よくよくこのことをご納得になってください。」

親鸞 末燈抄19 石田瑞麿現代語訳)









(自分の考えを書きます)

「人は死ぬ」と言うと
「そんなことは常識だ。誰でも知っている」と笑う。

同じ人が、輪廻転生を信じると言う。

その心は、(死んでも、また戻ってこれるから安心)ということで、結局
「人は死んでも、自分だけは死なない」
と思って生きている。

心の迷いの酒に酔い、いまださめやらない状態がずっと続いているのだ。


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