2007-07-02 両歯の鋸で四肢を切断されても 根本仏教 #練習用 (釈尊が弟子に教えを説いて言う) 「汝等(なんだち)よ、盗賊が汝を捕らえ、両歯の鋸(のこぎり)で四肢(てあし)を切断するとも、いかり、うらみ、にくんではならぬ。慈心(じしん)を以(もっ)て、相手を見よ。広大無辺の慈悲を以て、全世界を覆(おお)え、」 (現代語仏教聖典 釈尊編 9章5節「不動の心」より) これはものすごい無茶な教えだ。 いったい誰が守れるだろう。 しかし、釈尊は続けて言うのだ。 「汝等よ、余の語に大なり小なりの過誤があると思うか。」 「否、世尊。」 「然らば汝等は、余の譬喩の教訓を、繰り返して反省せよ。それは汝等に永遠の幸福と、利益とをもたらすであろう。」 (同)