哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

聖書の言葉2


『人間に頼るのをやめよ
鼻で息をしているだけの者に。』
(新共同訳イザヤ書2,22)

キリスト教徒は、これを「=神に頼れ」と読むでしょう。

おれは仏教徒ですから、「=自灯明、法灯明」と読みます。

『人の心は何にもまして、とらえ難く病んでいる。
誰がそれを知りえようか。』

エレミヤ書17,9)

これで、「自灯明」の自(分)とは、自分の心ではないと分かります。

釈尊は、そこのところを
「心は人に従うべきで、人は、心に従ってはならぬ。」
と説きました。

分かった。自分=欲望に負けない克己心、だな。という解釈は単純すぎます。
克己心も、人に従がうべき心の一部分にすぎません。



『ものの見えない案内人、あなたはぶよ一匹さえも漉して除くが、らくだは飲み込んでいる。』
(マタイによる福音書23,24)

心を、良い心と、悪い心に分別して、良い心で悪い心を除けると思うなら、あなたは、ぶよは除くが、らくだは飲み込んでしまう。

『ものの見えない案内人』とは、立法学者たちとファリサイ派の人々を指しています。
彼らは、まさにそのように心を使って、大偽善に落ちたのです。







DVDを観る。
「トロイ」中佳作。よくできた娯楽作品というシロモノ。

CASSHERN」上佳作。才能がある。