哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

脳はなぜ信頼できないのか

 脳はなぜ信頼できないのか。
脳は昔必要に迫られて偽造した自分意識(俺・俺のもの)に、今や逆支配されすっかり我欲の奴隷に落ちぶれている。

おもちゃを取れれた子が「ギャーッ」と叫ぶ。

あれはおもちゃが欲しくて泣いてるんじゃない。

「自分のものを盗った!」と怒ってるんだよ。

あんなかわいい子供がすでに我欲の奴隷になっている。

俺・俺のものが、でっち上げだという事実に、もはや気づくことさえできない間抜け。
そんなもの信頼していいわけがない。





法話メモ
 脳細胞の仕事は他の細胞をとにかく生かすこと、それだけ。

脳は、自分は常に正しいと思って指令している。

脳には死を認識する力がない。自分の死を想像することも妄想することも不可能。

脳には真理か嘘かは関係ない。生きられるか(生きられ)ないかだけ。

怒り嫉妬憎しみ。自分が生きられるかないかというバイアスで判断する。

ブッダは脳を信頼していなかった。脳はまるっきり信頼できない。

ヴィパッサナーは脳のバイアスを取り除く智慧智慧は脳細胞の働きではない。



(過去記事増補編集再録)