哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

「愛のコリーダ」とクインシー・ジョーンズ

偶然「愛のコリーダ」全編をネットで見て、当時のことを思い出した。



 ン十年前最初に見た時、
バックグラウンドから常に軍靴の音が聞こえる暗い時代に抗して咲いた狂花の話だから仕方ないとはいえ
(辛気臭い映画だなあ)と、あまりいい印象はもたなかった。

  

 しかし、その後クインシー・ジョーンズがリリースした名曲「Ai no corrida」を聴いた時、
あのじめじめした辛気臭い映画に触発されて、こんなパワーあふれる明るいかっこいい!曲を作る人間がいることに、おれはひどく感動した。
こんなぶっ飛んだ素晴らしい発想は、日本のどれほど才能ある作曲家でも、不可能だからだ。
まさに、陽気に生きるためなら親でも殺すカラッとネアカなアメリカの面目躍如だとおもったのだ。

 リアルタイムで聴いたやつはもっと短かった。これは良い感じの間奏を挟んだロングバージョンでこっちの方がさらにノリノリ。

QUINCY JONES - Ai No Corrida (ULTRASOUND LONGER 12 INCH MIX)


 ところで、今回調べたら、クインシー・ジョーンズのレコードはカバーで、オリジナルはチャス・ジャンケルというイギリス出身のミュージシャンだった。まあ映画にインスパイアされてチャス・ジャンケルが作曲しクインシー・ジョーンズが編曲して大ヒットしたということで。