哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

生まれながら持ってるもので優劣を競う、つまらない奴等

(禅に聞け 澤木興道老師の言葉 櫛谷 宗則編)より引用します。
イタチは夜目が見え、アザラシは水泳がうまいということは、業通(業の通力)なのであって、決してエライのでもなんでもない。世の中でエライと言うてもたいがいは業通でしかないので、頭がようて高文(高等文官試験)を通ったと言うても業通だ。──真実の人生を見つめたからでも何でもない。


頭がよい、悪い、器量がよい、悪い、──みんな業である。…
頭の悪い人間が、頭のよい人間に、言わされ、おさえつけられてしまうのも業であって、頭のよい人間が、頭の悪い人間より偉いというわけではない。ただ業である。
仏法はそんな業の話ではない。

(引用終。強調はわたしです)






 たとえば、美人コンテストがつまらないのは、男女差別しているからではない。
生まれながらに持っているもので、優劣を競っているから、つまらないのだ。

「いや、そうでもないでしょう。本人たちは必死で努力している。整形までしている子もいる」








それ!を、生まれながらに持っていると言ってるんだよ。


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(過去記事編集再録)