哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

『地球が静止する日』聖書の強烈イメージ


ウィキペディア「ストーリー」より引用
ある夜、プリンストン大学で教諭をする地球外生物学者ヘレン・ベンソン博士の自宅に、アメリカ政府のエージェントが突然やってきた。強制的にある非常事態への協力を求められたヘレンは、1年前に他界した夫の連れ子であるジェイコブを隣人に預け、あわただしく公用車に乗り込む。

すでに政府は、軍を総動員出動させ警戒態勢を敷き、町は異様なまでに静まり返っていた。政府がヘレンのほかに、核物理学・天文学・地質学などの権威を招集したのは、木星の外側で観測された「謎の物体」への対策を講じるためだった。小惑星と思われるその物体は、想定外の進路を信じがたい速度で移動し、マンハッタンへと迫っているのだった。…………
[引用終]

 これは、1951年公開『The Day the Earth Stood Still』のリメイクで、名作のアイデアは世界中の後続映画に何度もパクられ、俺たちはすでに見飽きてるから、上記のストーリーに新鮮味はまったくない。

 しかしこのリメイクは非常によくできて、オリジナルのつまみ食いできない芯になっている部分を、ある意味オリジナルを超えて鮮明に描いている。

 聖書は、旧約新約全体のエピソードが最後の審判に収斂する構造になっている。その不思議な物語が、今も欧米の人たちの血肉となって活きていることを実感できる。