もうテレビでもやったから、近所のゲオなら旧作料金50円でレンタルできる。
元ネタ本『
納棺夫日記』は大昔読んだが、映画とはだいぶ違う印象だったとおもう(具体的内容はすっかり忘れたが)
国内外で多くの賞をとっただけあって、映画自体はよくまとまっていて良い出来だ。
しかし、根本的なところでとんでもないインチキがあるとおもう。
「人は死んでも生きている」妄想は、人が死ぬたびに葬儀場で必ず確認しあうみんなの儀式になっている。
この共同妄想は今に始まったことではないが、「おくりびと」が世界的に評価されて気づくのは、その表白においてだんだん臆面がなくなってきているという事実だ。