哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

読書の仕方

(ショウペンハウアー みずから考えること 石井 正訳)から引用します。

紙のうえに書かれた思想は、一般に、砂にのこる歩行者の足跡のようなものにすぎず、なるほど、その人のとった道はわかるけれども、その人が道すがら眺めたものを知るためには、だれしも自分自身の眼を用いなければならない

(引用終)






 その著者の足跡を、自分自身の足でできる限り丁寧に一歩一歩たどって歩いてみる。その人になったつもりで
(このつもりを真剣にやることが大事だとおもう)

すると滅多にない事だが、紙のうえに直接書いてなくても、その人が道すがら眺めたに違いないものが、自分の眼に見える瞬間が来る。

これこそが読書の醍醐味だ。


大量の流行本をななめ読みする輩の知るところではない。


https://philosophy.blogmura.com/buddhism/ ←(哲学・思想ブログ)仏教人気ランキング

(過去記事増補編集再録)