哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

空腹は快感


 ここ最近ホットサンドにハマっていて、体重が増えた。
2ヶ月ごとに受ける血液検査の次回が1月5日なので、年末年始はソフト断食することにした。
おれがかってに「ソフト断食」と呼んでいるのは…
 シャトルシェフの大鍋いっぱいに作ったタマネギスープを、食べる分だけ小鍋に取り分けカレーやシチューのキューブ1片を溶いて美味しく食べる。ダイエット中はこれ以外摂らない。これがおれ流ソフト断食(どこが断食や!ていうクレームは受け付けとりません)
カレーやシチューのキューブは高カロリーだが、これでダイエットできるのは実証済みだ。


 大多数の人が空腹を首尾一貫して不快・苦痛と決めつけてるが、これは固定観念(思い込み)であって事実ではない。
過食によって肥満し不健康になった身体を健康体に戻す減量過程で感じる空腹は実は快感・安楽だと気づくことができる。

この「気づき」が重要で、決定的なターニングポイントとなる。

今感じている空腹が苦痛なら耐える苦労が必要となり、そのうち挫折する他ない。
しかしこの空腹が快感・安楽だとはっきり気づけば、その瞬間から何の苦労もなくなる。リバウンドを誘発するストレスも生じない。
それは自然本来のことだからだ。




 ところが実際は、これとは別のはるかに深刻で根本的な問題がからむので、そんなにスムーズに事が運ばないのも事実だ。

それは退屈と苦痛の間を死ぬまでループする凡夫の悪癖が食べることに現れてる場合だ。

残念ながら、これはダイエットで対処できるような浅薄な問題ではない。
苦労して減量しても、しばらくするとやがて退屈に耐えられず腹も減ってないのにまた過食し始め、リバウンドでさらに悪化するループに閉じ込められる。
凡夫の悪癖を食欲以外の欲にずらすことはできるが効果は一時的だ。ループの軌道を迂回させただけで、いずれ戻ってくるからだ。

これを根本的に解決するには、自分の煩悩の正体をブッダの教えから体得する以外にない。










これが今年最後の記事になります。

よいお年を!!






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