哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

「解脱ってなんですか?」って質問されたら、あなたなんて答えます?

 

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昨日、日帰りバス旅行に行った。
バスの隣席にI高校の元英語教師という人がいた。I高はおれの母校だ。それがとっかかりで話がはずんだ。
おれのMP3プレーヤーを指差して「なに聞いてるんですか?」一瞬迷ったが「クリシュナムルティの説法です」と正直に答えた。
(この直球返答がまずかった。もっとぼかした返事でよかった)元先生はちょっと驚いた表情になった後「ウパニシャッド哲学というのがありますね」とか「中村ハジメ先生の本を読んだ」とかいう話をしてきた。周りの席のおばちゃん達に聞こえてるので、話が深くならないように気を使いながらやり取りした。
しかし困ったことに突如
「解脱ってなんですか?」
と訊いてきた。
いや、観光バスの中でそんなディープな質問するかね?!
これは解脱した人にしか答える資格がない。しかし、相手はそれを承知の上でムチャブリしてきたにちがいないから「わかりません」では芸がなさすぎると感じた。…「おせんべい食べる?」「ありがとー」とか言ってる周りのおばちゃん達との温度差が凄い。困惑しつつ
「安心です」
この居心地悪いアウェー状況で、おれかなり上手に返したとおもうよ。


その後も「仏教用語は難解だ。その点キリスト教は…」とか話は続く。内心自分の浅い知識のボロが出ないように
(今反省すると、出てたけどね、はなから)冷や汗かきながら返事した。いや~ちょっと参った。