哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

直接無我に繋がる知


 自分の自由にならないものは、自分のものではない。これは明々白々な道理だ。
自分の自由になるものだけが、自分のものだといえる。


自分の身体は自分のものではない。
なぜなら、身体はかってに老い病気になり最後には死ぬ。そのどれひとつとっても自分の自由にならないからだ。

自分のものでないなら、それは当然自分じゃないのも明らかだ。

この身体は自分ではない。

以上のことが第一段階で、これが本当に解れば後は簡単だ。

自分の心は自分でも自分のものでもないし、この世界になにひとつ、自分、自分のものといえるものはない。

これは直接無我に繋がる知なので、我欲の塊の動物本能が激しく抵抗する。

たいていの人は、それでどうなる、そう解ってなんの役に立つと嫌悪感をあらわにするが、そういう人達は第一段階がまだ全然解っていない。口先で「ソレハワカッタ」と言ってるだけ。


[関連記事]
「教えの核心」→https://rdsig.yahoo.co.jp/blog/article/titlelink/RV=1/RU=aHR0cHM6Ly9ibG9ncy55YWhvby5jby5qcC9jeXFuaDk1Ny8zNDU0NTMxNy5odG1s

https://philosophy.blogmura.com/buddhism/にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ