哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

スーパープレゼンテーション

たまたまEテレのスーパープレゼンテーション「奇跡の体験を語る」を観た。今観終わった。

脳科学者が自分の脳卒中の体験を合理化した経緯に達弁を振るっていて観応えがあった。

右脳と左脳は別物。自我意識は左脳の作用。大我の至福感は右脳優位で得られる等。単純な還元主義に支配された物語だとおもう。

[120615追記]
上記スーパープレゼンテーション「奇跡の体験を語る」がYouTubeにアップされてました。
脳の機能不全時の世界観、脳卒中脳梗塞1/2
http://www.youtube.com/watch?v=_n0yhiroigU
脳の機能不全時の世界観、脳卒中脳梗塞2/2 http://www.youtube.com/watch?v=Ww7OGvqpmBI
[追記終]

今、別の局で埼玉県幼稚園の園長夫妻が麻薬輸入容疑で逮捕のニュースをやっている。自宅からリタリン約180錠も押収されたとの事。リタリン覚醒剤代わりに使える処方ドラッグだ。

やがて精神作用は脳の化学反応に還元できる、と誰もが事実上認めているとおもう。
それなら、薬で脳に至福感を感じさせて何が悪いってことになる。だから副作用のない幸福薬が発売された日には、大多数の人々は買わずにいられないだろう。

自ら考える代わりに、周りの空気を読んで適応で済ませているから、そういう情けないざまにならざるを得ない。