哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

世界は美しい


先日、町内でSさんの葬式があった。
Sさんは、おれが町の会合に出て、周りが知らない人ばかりで気まずい時、いつも気さくに話しかけてくれるありがたい人だった。

若い長男がお別れの言葉を述べた。
「世界は残酷で恐ろしいものかもしれないけれど、とても美しい」そんなことを、よくお父さんは僕に語ってくれた。

でグッときた。

「全ては苦しみだ」と説いた釈尊が、入滅目前に言った「世界は美しい。人間の命は甘美なものだ」を思い出した。

この言葉は一切皆苦の事実と矛盾するか?
矛盾しないとおれはおもう。