哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

最高善の強要は最低悪になる


薩垂王子は、餓死寸前の虎の母子に自分の体を与えた。

究極の慈悲、最高の善行為だとおもう。

しかし、このことが分かってない人に「最高の善行為だから見習うべきだ。せめて指1本くらい与えろ」と無理強いすることはひどい悪行為になる。

さらに、もっとひどい、最低の悪行為がある。
このことを分かってない自分に「最高の善行為だから習うべきだ。せめて指1本くらい与えよう」と自分で無理強いすることだ。

薩垂 (さった)王子

釈尊の前世物語のひとつ。


https://philosophy.blogmura.com/buddhism/にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ