NHK土曜ドラマ「TAROの塔」を観た。
ひさしぶりにおもしろいドラマだ。
当時まだ子供だったおれは、岡本太郎が万博プロデューサーを引き受けたニュースを聞いて、わけもなく軽蔑感をもった。この記憶は今でもはっきりしていて、思い出すたびに苦い味がするので困る。
当時のおれは、自分で調べ考え判断する代わりに、まわりの空気を読み、はしこく適応して済ます獣的人間の一人だったってことだ。
しかも、いまだにこの種の獣性から縁が切れないでいる。
記憶が苦いのはそのせいだ。
ドラマは後3回。楽しみができた。