哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

メモ1(「和をもって尊しとなす」という選択)

メモ

 過激な選択思想は法然上人のアイデアだとおもっていたが、先駆者がいた。聖徳太子だ。仏教から大胆に和合の教えだけ選択している。仏教の第一義は断じて人の和ではないが、この選択というアイデアがすごい。憲法第一条「和をもって尊しとなす」

[100129追記メモ]
「世間虚仮、唯仏是真」という、正視できないほど剥き出しの事実を道破した太子が、人の和ごときを仏法第一義と本気で信じたはずはない。
世間善導の実効を上げるためにどうしたらいいかと太子が甚深思案した結果、この思い切った選択という新機軸が打ち出されたとおもう。「和を以て貴しと為す」は、いわば太子の第十八願だ。