哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

人間とは…酔生夢死するもの


六道輪廻の間には、ともなう人もなかりけり。

(一遍 百利口語)
とはどういう意味か。

自分のまわりには恋人やつれあいや我が子や両親や友達や恩師や会社の同僚など、いっぱい「ともなう人」がいるじゃないか。
それなのに、なぜいないといえるのか。

恋人、つれあい、我が子、兄弟、親等のほんとうの考えを自分は最初から最後まで一度も知りえないからだ。逆も同じ。
死ぬときは独り、といっているだけではないのだ。



独り生れて独り死す。
…されば人と共に住するも独りなり。


この事実に気づかないと、一度失ったら永劫得がたい人間の貴重な一生が酔生夢死に過ぎてしまうとおもう。


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