哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

ヒルティ「幸福論」(戒の功徳)

ヒルティ幸福論第二部「キリスト教序説」より 草間平作・大和邦太郎訳)仏教徒が戒を守ることの意味を考えるとき、このキリスト教のことばは新鮮に響く。

…祝福は、とりわけ次のような点にあらわれる。すなわち、一切の事情がみたところひとりでにそう成っていくように見えながら、常にまことの善が行われ、内的生活が促進され、外的生活が保護され、危険がさけられる…邪路に踏みこんだり悪い行ないをしようとしても決してうまくいかないことである。
悪い行いが成功するということは、むしろ悪人に下される通常の罰であって、彼らはその成功のためにいよいよ頑なになり、回心を妨げられる
……
「もし人が、わたしのおきてを行うならば、これによって生きるであろう
レビ記18-5)


(引用終)


レビ記18-5は新共同訳では次のようになっている。

「わたしの掟と法とを守りなさい。これらを行う人はそれによって命を得ることができる」


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