四聖諦
苦しみを知らず、また苦しみの生起するもとをも知らず、また苦しみのすべて残りなく滅びるところをも、また苦しみの止滅に達するかの道をも知らない人々、──
かれらは心の解脱を欠き、また智慧の解脱を欠く。かれらは(輪廻を)終滅せしめることができない。かれは実に生と老いとを受ける。
しかるに、苦しみを知り、また苦しみの生起を知り、また苦しみのすべて残りなく滅びるところを知り、また苦しみの止滅に達するかの道を知った人々、──
かれらは、心の解脱を具現し、また智慧の解脱を具現する。かれらは(輪廻を)終滅せしめることができる。かれらは生と老いとを受けることがない。
(ブッダのことば スッタニパータ724~727 中村元訳)
後世、「四つの尊い(聖なる)真理」〔四聖諦〕
として定型化された釈尊の説法です。
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