オートマトン運動を大脳でトレースする
『歩くヴィパッサナー』についてのメモ(仮説)。
歩行時に「右足上げよ」「出せ」「下ろせ」「左足上げよ」「出せ」「下ろせ」といった命令を出しているのは大脳ではない。
脳幹から自動プログラムが命令を出している。
そのオートマトン運動に対して、あえて「(右足)上げます」「出します」「下ろします」「(左足)上げます」「出します」「下ろします」と逐一大脳でトレースする作業が『歩くヴィパッサナー』だ。
この不自然な確認行為は、人間以外の全ての生きとし生けるものにとってはまったく無理で無駄で無意味だが、人間にだけは実行可能であり、有益であり、大いなる意味があるのではないか。
※ヴィパッサナー実践
http://www.j-theravada.net/pali/key-vipassana.html