哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

架空対談2

キリスト者
人間個人についても、こんな人柄の人ならかならず大往生できるとか、こんな人物なら畳の上で死ねるというような人は、いまはひとりもいなくなった。


現実主義者
でも、ぼくは今までのところ、この人間社会はよたよた歩きながら、少しづつ良くなってきたと思ってます。
現代日本などは、有史以来の良い状態かもしれない。


キリスト者
しかし、いつかは人間が到達すべき理想の世界と比べると、現状は惨憺たるものであることに変わりはない。
少しづつでも良くなっているとも思えない。


仏教者
幸福とは美味いものを食べることだと、いい年の大人が平気で答えるのが、日本の戦後の現状でしょう。


キリスト者
戦前、戦中も同じ思いだったけど、そうでないふりをしていただけですよ(笑)


現実主義者
だから、現代のほうが良いとぼくは言ってるんですよ。
嘘やごまかしより正直が良いでしょう(笑)



(続く)