ダンマパダからいくつか。
『「わたしには子がある。わたしには財がある」
と思って愚かな者は悩む。
しかしすでに自己が自分のものではない。
ましてどうして子が自分のものであろうか。
どうして財が自分のものであろうか。』
(ブッダの真理の言葉62 中村 元 訳)
「自分は自分だ」「自分がすべてだ」と力んでも、その肝心かなめの「自分」がはなはだ怪しいのだから、幻を抱きしめているようなあやうさである。
『われらは、ここにあって死ぬはずのものである」と覚悟をしよう。
――このことわりを他の人々は知っていない。
しかし、このことわりを知る人々があれば、争いはしずまる。』
(ブッダの真理の言葉6)
世間の常識はあげ底になっている。
それも甚だしいあげ底だ。
「人は必ず死ぬ」と聞くと「そんなことは常識だ。誰でも知っている」と答えるのがそれだ。
生者必滅の理が本当に常識なら、こんなにも浅ましい世界であるはずがないのだ。
「ワイルドレーサー2」下佳作。
「誰も知らない」上佳作。
主演男優賞の少年は眼ぢからがある。
「チーム・アメリカ ワールドポリス」上佳作。
独創的。