NHK「時をかけるテレビ 池上彰 どんなご縁で ある老作家夫婦の愛と死 」
(5月23日(金) 22:30〜23:30 放送時間 60分 )
観終わった。
番組紹介文を引用させていただきます。
最後の白樺派作家といわれた耕治人さんと妻のヨシさん夫婦。妻に認知症があらわれはじめ、夫が介護と慣れない家事の一切を引き受けることになる。老いた作家と認知症が進む妻との3年間の心の軌跡を描くドキュメンタリー。タイトルの「どんなご縁で」は、寄り添う夫にむけた妻のつぶやき。番組は俳優・滝沢修による朗読を交えてつづる。スタジオゲストは、認知症の母親との暮らしをエッセイに綴った、にしおかすみこさん。
表題の言葉「どんなご縁で」の、しみじみとした味わいを知ることができた。
おれは昔、通っていた病院の待合室に置いてあった古い文庫本で
この作者のことはまったく聞いたことがなかった。
名作だった。
痴呆になった妻が、心配する夫のことを忘れてしまい、
介助者に「あなたのご主人ですよ」といわれて
「そうかもしれない」
と呟く。
当時、寒々とした脱力感におそわれた話だった。
ちなみに、ウィキペディア耕治人を読むと、彼が故川端康成に向けて起こした、晩節を汚す土地トラブルのいきさつが載ってる。人生だれしも、キレイに終われない。
(My Favorite Songs)THE TIMERS - トカレフ (1994)