哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

無明の幽閉「帰ってきたヒトラー」吹替版

gyao!で無料視聴できます(2月24日(金)まで)

帰ってきたヒトラー 【吹替版】

gyao!タイトル情報から引用させていただきます。

この映画、笑うと危険。世界中で売れまくり! ベストセラー小説を映画化! ヒトラーが現代にタイムスリップし、人気芸人に!? ギャップに笑い、まっすぐな情熱に惹かれ、正気と狂気の一線を見失う、世にも危険なコメディ!
ヒトラーの姿をした男が突如街に現れたら?「不謹慎なコスプレ男?」顔が似ていれば、「モノマネ芸人?」。リストラされたテレビマンに発掘され、復帰の足がかりにテレビ出演させられた男は、長い沈黙の後、とんでもない演説を繰り出し、視聴者のドギモを抜く。自信に満ちた演説は、かつてのヒトラーを模した完成度の高い芸と認識され、過激な毒演は、ユーモラスで真理をついていると話題になり、大衆の心を掴み始める。しかし、皆気づいていなかった。彼がタイムスリップしてきた<ホンモノ>で、70年前と全く変わっていないことを。そして、天才扇動者である彼にとって、現代のネット社会は願ってもない環境であることを――。

『帰ってきたヒトラー』予告編(ロングバージョン) - YouTube

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全ての人間は、何千何万重にも入り組んだ無明の部屋の最奥に幽閉されてる。

ラスト直前で、ヒトラーが本物だと気づいた男がヒトラーを撃ち殺すシーンは、この種のやばい物語を作る者が常套する、観客への道徳的リップサービスだ。2重3重~X重構造になってる監禁部屋からやっと脱出しても、それは一つ外側の監禁部屋に入ったにすぎない。この映画自体がその何重にもなった監禁室のほんの一部だが、ここからの脱出さえ決して容易ではない。大多数の人々は、自分達が閉じ込められてる不都合な事実の受け入れを蛇蝎の如く嫌って、その苦を楽と錯感受して乗り超えたがるからだ。ブラックジョークと錯感受して笑って消費するからだ。

貪瞋痴のバグに翻弄されるいかれたシステム内から出られず苦しんでる人間は、そのもっとも外側で「生きんとする盲目の意志」世界に閉じ込められてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(My Favorite Songs) 

【和訳】ウクライナの少女ソフィアがオーディションでヨーデルを歌う! - YouTube

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