以前紹介した異色の秀作「蜜のあわれ」が今
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蜜のあわれ
GYAO!情報より引用させていただきます。
おじさま、あたいを恋人にして頂戴。短い人生なんだから、愉しいことでいっぱいにするべきよ
室生犀星の幻想文学を映画化。金魚と作家と幽霊が織りなす、艶やかで濃密な恋の物語!
自分のことを「あたい」と呼び、まあるいお尻と愛嬌のある顔が愛くるしい赤子(二階堂ふみ)は、共に暮らす老作家(大杉漣)を「おじさま」と呼んで、かなりきわどいエロティックな会話を繰り返し、夜は身体をぴったりとくっ付けて一緒に眠る。しかしなにやら様子がおかしい。赤子は普通の女とは何かが違う。普通の人間には彼女の正体がわからず、野良猫には正体がバレてしまう。そう、彼女はある時は女(ひと)、ある時は尾ひれをひらひらさせる真っ赤な金魚だったのです……。そんな或る時、老作家への愛を募らせこの世へと蘇った幽霊のゆり子(真木よう子)が現れる。老作家の友人・芥川龍之介(高良健吾)、金魚売りの男(永瀬正敏)が3人の行方を密かに見守る中、ある事件が起きて……。
室生犀星の本物の率直さが大好きだ。
谷崎潤一郎は晩年、老人の性を赤裸々に書いた。
そのように、犀星も「蜜のあわれ」を書いたのだ。
「蜜のあわれ」は、現代の感覚からずれてるが、
おれには、懐メロの名作を聴くようで楽しい。
ちなみに、
犀星が驚くべき率直さで記述した「われはうたえどもやぶれかぶれ」は「蜜のあわれ」に栄養を与え開花させた現実的土壌だとおもう。
室生犀星『われはうたえどもやぶれかぶれ 』第一回(全四回) - YouTube
室生犀星『われはうたえどもやぶれかぶれ 』第二回(全四回) - YouTube
室生犀星『われはうたえどもやぶれかぶれ』第三回(全四回) - YouTube
室生犀星作 『われはうたえどもやぶれかぶれ』第四回(全四回) - YouTube
(My Favorite Songs)
Rod Stewart - Infatuation (HD Remaster) - YouTube
(過去記事増補編集再録)