哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

神々は、人間のような特権的自由がない

心の管理は人類特権|スマナサーラ長老の切り抜き法話【字幕付き】 - YouTube

www.youtube.com

 

〔ワンパターンの質問〕

人間より圧倒的に強い力を持つ善なる神々がいるなら、神々はなぜアウシュビッツの大量虐殺を止めなかったのか?

神々はなぜ広島長崎への原爆投下を止めなかったのか?

どうして戦争や災害で惨たらしい目にあってる人間を見殺しにしてるのか?

 

 

 

 

〔答〕
神々は偉大だが、人間のような自由がないからです。

神々は自由自在に何もできません。

 

 

 

動画より、スマナサーラ長老の法話を引用させていただきます。

(人間以外の生き物も)

皆 意志持ってます。でも極力リミットされてます。
われわれ 人間が神様達は偉いと思っている 固定概念があるんだけど 彼らに自由がないんです。自由自在に何もできません

(引用終)

 

 

 

神々は偉大だが、人間のように勝手気ままな自由はないことを示す、スリランカの古いエピソード(動画2:30)は単純だが示唆に富む。よく聴いて熟思してください。業の因縁は盤根錯節で、人間にとうてい見通すことはできませんが、かぬ種は生えず、蒔いた種が生えるのみなんだから、人間同士の殺し合いが止まなくても、それが神々の責任でないことくらい分かります。

 

 

 

神は自殺できないが、人間はできます。

人間だけが、良くも悪くも、特権的に自由です。

 

 

大多数の人間は、この特権的自由を

宝の持ち腐れにしてるが、

もしこの独占権を正しく活用すれば、

不可能を可能にして解脱に至ると

ブッダは明言してます。