怒らない勇気|スマナサーラ長老の切り抜き法話【字幕付き】 - YouTube
昔、妻も子もいる普段とても温和な言動の職場の先輩が、ある日何が原因か不明だが後輩に切れて「殺したる!」と叫んで刃物をもって大立ち回りしたと。若い後輩は逃げ足速くけがはなかった。おれはその現場にいなかったが、次の日だかに遅れて出社してきた先輩は、おれに普段通りの柔らかい口調で話しかけてきたが、直後に上司に呼ばれ、ソッコー首になって、誰とも目を合わさず出て行った。以後一切音信がなくなった。あの時の彼を、いまだに時おり思いだす。
(ショーペンハウアー「みずから考えること」心理学的覚え書 石井 正訳)より引用
気の早い人たちは、必ず、自分が怒りはじめそうになったら、すぐさま、その事件を一時忘却するように、おのれにうち克つことを努めなければなりません。というのは、もしも、一時間後になってから、この事件に立ちかえってみるならば、彼らにとって、この事件は、もはや以前のように悪いものとは思われず、やがて、おそらくは、なんら意味のないことと見られるでしょうから。
(引用終)
わかっちゃいるけど止められないわけで、気づいたときはすでに怒っていることも少なくないが、勇気を出して気づいた時点ですぐ怒りをフェードアウトすべきだ。
振り上げた拳をゆっくり下すような見栄えのしない始末になるが、そのまま怒り続けるより、はるかにましなのだ。
怒りの毒はすさまじくて、一生かかって積んだ功徳を一瞬で破壊するとブッダによって説かれているのだから。
(ブッダの真理のことば ダンマパダ222 中村 元訳)より引用
走る車をおさえるようにむらむらと起る怒りをおさえる人──かれをわれは〈御者〉とよぶ。
他の人はただ手綱を手にしているだけである。
(〈御者〉とよぶにはふさわしくない。)
(引用終)
むらむらと起る怒りをおさえられない人、自分の感情に引きずりまわされる人は意気地なしだ。
そういう意気地なし共が、図々しくも、世間の常識として
(引用終)
わかっちゃいるけど止められないわけで、気づいたときはすでに怒っていることも少なくないが、勇気を出して気づいた時点ですぐ怒りをフェードアウトすべきだ。
振り上げた拳をゆっくり下すような見栄えのしない始末になるが、そのまま怒り続けるより、はるかにましなのだ。
怒りの毒はすさまじくて、一生かかって積んだ功徳を一瞬で破壊するとブッダによって説かれているのだから。
(ブッダの真理のことば ダンマパダ222 中村 元訳)より引用
走る車をおさえるようにむらむらと起る怒りをおさえる人──かれをわれは〈御者〉とよぶ。
他の人はただ手綱を手にしているだけである。
(〈御者〉とよぶにはふさわしくない。)
(引用終)
むらむらと起る怒りをおさえられない人、自分の感情に引きずりまわされる人は意気地なしだ。
そういう意気地なし共が、図々しくも、世間の常識として
「怒るべきときに怒らない人間は意気地なしだ」
という。
怒りの必要と効用を信じる世間の常識は正しくない。
たった1度の怒りは、それまで積みあげた万徳をも一瞬で根こそぎ破壊する猛毒を持っているからだ。
(ブッダの感興のことば第20章11,12,15,18,19)より引用
他人が怒ったのを知って、それについて自ら静かにしているならば、その人は、自分と他人と両者のためになることを行っているのである。
自分と他人と両者のためになることを行っている人を、「弱い奴だ」と愚人は考える。──ことわりを省察することもなく。
集会の中でも、また相互にも、怒ってことばを発してはならない。
怒りに襲われた人は、自分の利益をさとらないのである。
怒った人に対して怒り返す人は、悪をなすことになるのである。
怒った人に対して怒らないならば、勝ち難い戦にも勝つことになるであろう。
怒らないことによって怒りにうち勝て。
善いことによって悪いことにうち勝て。
わかち合うことによって物惜しみにうち勝て。
真実によって虚言にうち勝て。
(引用終)
気づきのポイントを、理不尽な相手から、そんな相手に懐く自分の怒りの方にずらすのが〈御者〉のテクニックだとおもう。
憎い相手を目の前にしては、なし難いことだが…なんとか出来る様になる必要がある。
怒りの必要と効用を信じる世間の常識は正しくない。
たった1度の怒りは、それまで積みあげた万徳をも一瞬で根こそぎ破壊する猛毒を持っているからだ。
(ブッダの感興のことば第20章11,12,15,18,19)より引用
他人が怒ったのを知って、それについて自ら静かにしているならば、その人は、自分と他人と両者のためになることを行っているのである。
自分と他人と両者のためになることを行っている人を、「弱い奴だ」と愚人は考える。──ことわりを省察することもなく。
集会の中でも、また相互にも、怒ってことばを発してはならない。
怒りに襲われた人は、自分の利益をさとらないのである。
怒った人に対して怒り返す人は、悪をなすことになるのである。
怒った人に対して怒らないならば、勝ち難い戦にも勝つことになるであろう。
怒らないことによって怒りにうち勝て。
善いことによって悪いことにうち勝て。
わかち合うことによって物惜しみにうち勝て。
真実によって虚言にうち勝て。
(引用終)
気づきのポイントを、理不尽な相手から、そんな相手に懐く自分の怒りの方にずらすのが〈御者〉のテクニックだとおもう。
憎い相手を目の前にしては、なし難いことだが…なんとか出来る様になる必要がある。
(ブッダが弟子に教えを説かれた。)
(現代語仏教聖典 釈尊編 9章5節「不動の心」より)
これだけ聞くと、ものすごい無茶な教えだ。
いったい誰が守れるだろう。
しかし、ブッダは続けて言うのだ。
汝等よ、余の語に大なり小なりの過誤があると思うか。
「否、世尊。」
然らば汝等は、余の譬喩の教訓を、繰り返して反省せよ。それは汝等に永遠の幸福と、利益とをもたらすであろう。
(同)
ポイントは、
ブッダのこの良薬「ノコギリのたとえ」を服用すれば、どんな怒りからも自由でいられる。
ということだ。
ブッダのこの良薬「ノコギリのたとえ」を服用すれば、どんな怒りからも自由でいられる。
ということだ。
怒りの鎮め方|関西月例冥想会 2022年 7月10日 - YouTube
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