哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

自殺は悪ですか?

佐々木閑 仏教講義 7「阿含経の教え 3,その13」(「仏教哲学の世界観」第10シリーズ) - YouTube

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〔感想〕

不特定多数の相手に話す場合は

自殺は殺人の罪などではないが、
推奨はできません。

で留めないと危険だとおもう。

 

しかし、稀な例外はあるわけです。
ブッダ在世中、修行を完成したヴァッカリが、
不治の病の激痛から逃れるために
ブッダと最期の挨拶を済ませた後に自死した。
ブッダは、この弟子の悟りが
自死によって損なわれることはない
と保証してます。

佐々木閑 仏教講義 7「阿含経の教え 3,その14」(「仏教哲学の世界観」第10シリーズ) - YouTube

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だから、

「自殺したら必ず地獄に落ちる」

は、仏教以外の宗教がいってる

いいかげんな話に過ぎない。

 

 

ヴァッカリも

ゴーディカも、

チャンナも、

仏塔に供養してから首をくくった女も、

まったく怒りの心なく淡然と自死できたので

なんの悪業も生じなかった。

こういう自死なら、問題ないと聞き、

「なるほどね。了解です、ではそうします」

といって、簡単にまねできることじゃない。

 

自分の心くらいどうにでもできる

とおもったら大間違いだ。

 

しっかり真理を体得しなきゃ無理に決まってる。

 

 

 

ほとんどの自殺者がネガティブ思考で死ぬので、それだと確実に惨めな結果になると、仏教は説いてる。

 

自殺者の心はたいてい怒りに満ちてるからだ。

怒って死ねは、必ず悪所に行く。

これは想像できないほどの大損だ。

 

寿命を全うして眠るように死ぬのを

大往生というのは、当たってる。

怒ることなく苦しまずに死ぬので、

善所に行くからだ。

 

こういうわけで、

怒らずに死ぬのが肝心だが、

さあいよいよ死ぬ

という時になって

付け焼刃ではできない。

 

普段から

 

いつ死んでもいい

 

マインドを養って

初めてできることだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(My Favorite Songs)   

Ghost Riders In The Sky - sung by Marty Robbins - YouTube

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(過去記事編集再録)