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バーバラと心の巨人
GYAO!タイトル情報より引用させていただきます。
クリス・コロンバスが贈るダークファンタジー!
自分の殻に閉じこもり周囲から孤立する風変わりな少女・バーバラ。だが、彼女にはある使命があった。それはやがて襲来する巨人を倒すこと――。しかし、姉のカレンや先生、初めて友達になれた転校生のソフィアでさえも、すぐそこにまで迫る巨人の存在を信じず現実に向き合えと言うばかり。そして遂に、巨人がバーバラの目の前に現れる。果たして巨人がもたらす試練とは――?
『バーバラと心の巨人』2019.11.2(土)DVD発売&レンタル・デジタル配信開始! - YouTube
「バーバラと心の巨人」の邦題とタイトル情報から、以前観た「怪物はささやく」が、すぐ連想された。
実際観てみると、内実が予想以上に激似で驚いた。
(だが、最初に言っておくと、おれは「バーバラと心の巨人」のほうがむしろ好きだ)
そういうわけで「怪物はささやく」の感想が、「バーバラと心の巨人」にも当てはまる。
「ネタバレ注意かも」
孤独な少年コナーは、末期がんの母親と2人で生活している。
コナーは母の死を強く恐れている。
死なないでくれと願っている。
しかし意識しないうちに、母の死によって、この辛い閉塞状況を終わらせたいとも思い始めている。
映画の全編が、母を失うと分かっていても終わることを望むコナーの心の葛藤のメタファーで満たされている。その中心にいるのが、大樹の怪物だ。
最後に、コナーが意識下の抑圧を解いて、母の死に立ち会い、話が終わる。
ただし、主人公が少年から少女に変わってる。
少女の妄想は少年の妄想より残酷でえげつない。
その点が意外に面白くて、
二番煎じ話にもかかわらず、終始楽しく観れた。
世間の評価が高いのは「怪物はささやく」だが、
おれは「バーバラと心の巨人」のほうが好きだ。
「怪物はささやく」も
「バーバラと心の巨人」も
寸分たがわぬ
明るい希望に満ちた
みんなおなじみのQ.E.D.で、
めでたく終わってる。
このことからわかるのは、
「私」は
絶対に苦を発見しない
というミステリアスな事実だ。
人々は、ブッダのように、
苦を苦として気づけない。
その自分たちの
根底的愚かさ(=無明)
を誇り、互いに褒めあい
励まし合ってる。
それで解脱できるわけがない
と、ブッダは明言している。
(My Favorite Songs)
ボビー・ジェントリー。
浅川マキとちあきなおみを一緒にしても、まだ足りないくらいすごい天才。
ビリー・ジョーの唄/ボビー・ジェントリー(日本語訳詞付) - YouTube