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となり町戦争
GYAO!情報より引用させていただきます。
となり町との戦争が勃発! 誰も体験したことのない新感覚サスペンス!戦争という「業務」で繋がれた“僕”と“香西さん” 次第に現れる戦争の本当の姿と、リアルに芽生える恋のゆくえ…… 「舞坂町はとなり町・森見町と戦争を始めます。開戦日5月7日。」ある日届いた、となり町との戦争のお知らせ。偵察業務に就かされた“僕”は、業務遂行のために、対森見町戦争推進室の“香西さん”と夫婦生活を始める。戦時にもかかわらず、町は平穏を崩さない。かろうじて戦争状態と分かるのは、日々のニュースで発表される戦死者の数だけ。だが、戦争は淡々とした日常生活を静かに侵食していき、“僕”は、知らず知らずのうちに、その戦争の中心にいたのだ……。
以前観た時、これは意表を突いてくるなかなかの名作と感じたが、数年ぶりに観なおして、やはり間違いない名作と再認識した。
これは、なんといっても、独創的設定の勝利だな。
途中までずっと(なんじゃこりゃ)状態が続くのだが、不気味な後味が強く残って終わる映画だ。
一見ありえない設定とおもえるが、見てるうちに、じわじわ不安になる。
現実も本質的には、きっとこういうことだと思い当たるからだ。政府がある日「何国と戦闘状態に入れり」と開戦を宣言し、
戦争中は理不尽不条理のオンパレードで、
人々のあらゆる感情がマヒした末に突然終戦が宣言され、
戦時中の山ほどの悲惨な事実は
共同謀議のように通り一遍の処理で忘却され、
「人間てバカですから、忘れちゃうんですよね」(戦争経験者の主任のセリフ)
陳腐な日常が再起動し、
その顛末を不気味だと思う間もなく
また突如、次の戦争が始まったりする。
YouTube FMシアター「となり町戦争」.mp3
は同映画とともに、1つの物語を2か所から見て、立体像を結ぶ役に立った。
(My Favorite Songs)
カーリー・サイモン。
「うつろな愛 」