哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

映画「となり町戦争」独創的設定

 

GYAO!で無料視聴できます。11月25日(木)まで

となり町戦争

 

GYAO!情報より引用させていただきます。

となり町との戦争が勃発! 誰も体験したことのない新感覚サスペンス!戦争という「業務」で繋がれた“僕”と“香西さん” 次第に現れる戦争の本当の姿と、リアルに芽生える恋のゆくえ…… 「舞坂町はとなり町・森見町と戦争を始めます。開戦日5月7日。」ある日届いた、となり町との戦争のお知らせ。偵察業務に就かされた“僕”は、業務遂行のために、対森見町戦争推進室の“香西さん”と夫婦生活を始める。戦時にもかかわらず、町は平穏を崩さない。かろうじて戦争状態と分かるのは、日々のニュースで発表される戦死者の数だけ。だが、戦争は淡々とした日常生活を静かに侵食していき、“僕”は、知らず知らずのうちに、その戦争の中心にいたのだ……。

映画「となり町戦争」 予告編 - YouTube

 

以前観た時、これは意表を突いてくるなかなかの名作と感じたが、数年ぶりに観なおして、やはり間違いない名作と再認識した。

これは、なんといっても、独創的設定の勝利だな。

 

途中までずっと(なんじゃこりゃ)状態が続くのだが、不気味な後味が強く残って終わる映画だ。

一見ありえない設定とおもえるが、見てるうちに、じわじわ不安になる。

現実も本質的には、きっとこういうことだと思い当たるからだ。政府がある日「何国と戦闘状態に入れり」と開戦を宣言し、

戦争中は理不尽不条理のオンパレードで、

人々のあらゆる感情がマヒした末に突然終戦が宣言され、

戦時中の山ほどの悲惨な事実は

共同謀議のように通り一遍の処理で忘却され、

「人間てバカですから、忘れちゃうんですよね」(戦争経験者の主任のセリフ)

陳腐な日常が再起動し、

その顛末を不気味だと思う間もなく

また突如、次の戦争が始まったりする。

 

 


YouTube FMシアター「となり町戦争」.mp3

は同映画とともに、1つの物語を2か所から見て、立体像を結ぶ役に立った。

となり町戦争 FMシアター - YouTube

 

 

 

 

 

 

 

(My Favorite Songs)

カーリー・サイモン
「うつろな愛 」

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