哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

殺人が合法の狂った世界では「あれ」が顕わになる。

 映画「フューリー」と「パージ」観終わる。
 
 
 
 

 

殺人が合法になる
狂った世界
では、誰が何をどうやってみても直ちに「あれ」が顕わになってしまう。

「あれ」とは、

生きることが
元々無意味で無価値
という不都合な事実

のことだ。

普段はマーヤーのヴェールで被われてるので、うっかり気づいてしまうことはない。
しかし社会の狂気はこのヴェールも完全に剥ぎ取ってしまう。

まあ、それでも大多数の人間は、
その顕わになった不都合な事実から注意深く視線を逸らし、
ひたすら盲目的に生き残ろうとするだけだ。
共同幻想を暴力的に剥ぎ取られた裸の人間は、
最後の砦である私的幻想に一層強くしがみつくことで、
サトリから必死に逃げまわる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(My Favorite Songs)  
 
(過去記事統合増補編集再録)