邦画『ボクは坊さん。』
より引用させていただきます。
その夜、枕経に行くと、
やはり長老は亡くなっている。
死んでいる。
人は死ぬんだと思った。
やはり長老は亡くなっている。
死んでいる。
人は死ぬんだと思った。
(引用終。強調は私です)
この気づきは貴重だよ。
人って自分のことだから。
しかし、
この気づきだけは全力でスルー、の人がほとんどだ。
おれが葬式に出て、いつも異様に感じるのは、これだ。
いつものように集合的無意識でやってるから、
そもそも自分達がスルーしてることにも気づかない。
しかも「知ってるわ、それくらい」と思ってる。
この「知ってるわ、それくらい」までがセットで
無明
だから。
日本の坊さんは在家にすぎない。
だからこの映画に、出家らしい話は端から期待してなかったが、意外に面白かった。
薄味ながら、出家のスパイスが効いてるからだろう。
薄味ながら、出家のスパイスが効いてるからだろう。
(My Favorite Songs)
(過去記事統合増補編集再録)