おれは子供の頃「こんにちは」を自然に言えなかった。
できれば、言いたくなかった。
親に叱られて、仕方なく小声でやっと言うかわいくない子供だった。
決まり文句を言うのは気恥ずかしい
という感覚がひとより強かったとおもう。
今はさすがに「おはようございます」「こんにちは」くらい自分から言うようにしてる、もういい大人だからね。
しかし「いいお天気ですね」は今でも言いたくないんだよ。
言えば口の周りがむずむず痒くなる。
日常生活を、わざわざ勝手に困難にしてるおれって、アホかいな。
昨朝7時半、徒歩でゴミ出し。
道の角で通学児童の誘導当番らしい女性に声をかけた「おはようございます」
そっぽ向いて無視された。絶対聞こえてるはず。
なんで?
朝からちょっと不愉快。
ひょっとして、昔のおれと同類の人間なのか…。
いずれにしても、大人げない対応をしたのは相手だけ、おれはすべき事をした、そうおもって忘れよう。また同じ状況に会っても、おれは相手に関係なくただすべき事(挨拶)をする。←こんなことをおもってる自分を、冷めた目で見てる自分がいる。
今だに、決まり文句の挨拶を、正直さほどするべき事ともおもってないおれなのだから。
(My Favorite Songs)
www.youtube.com イエヴァンポルカ (フィンランド民謡) "Ievan Polkka"
(過去記事統合増補編集再録)