哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

「メイズ・ランナー3部作」と「しんぼる」


 「メイズ・ランナー 第1章」を観た感想。
おれはこの種の作品を、当然アナロジーとして観る。
 
正体不明の絶対権力者がいて、人間を迷路(メイズ)世界に放り込む。
迷路は階層構造で、人間が命がけでやっと脱出しても、そこはまだ一つ外側の迷路の中に過ぎず、苦難は続く。

 松本監督の「しんぼる」のほうが、アナロジーの整合性が勝れていて面白いと感じた。


映画「R100」公開記念!松本人志第二回監督作品『しんぼる』がブルーレイで蘇る!!

 
 
 
しかし、これはメイズ・ランナー3部作の第1章なので、これから化けるかもしれないと、この時点ではまだ期待を失っていなかった。
 
その後「メイズ・ランナー2: 砂漠の迷宮」「メイズ・ランナー: 最期の迷宮」と観て、個人的には、完全に期待外れに終わった。
第1章の終盤で心配になったアナロジーレベルダダ下がりの嫌な予感が、第2章で正に当たってしまい、ステレオタイプで分かりやすい枝葉末節描写に終始し、通俗SFアクション映画に落剝したからだ。
 
もちろん、アナロジーがアナロジーのまま続き、もやもや感の残る「しんぼる」より、大衆受けはいいに決まってる。実際メイズ・ランナーシリーズは全世界で大ヒットした。
 
しかし、大衆にやすやすと消費され、亡失され、何も変わらない。
 


『メイズ・ランナー3』日本版予告 (2018年)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (My Favorite Songs)  

クリスティーナ・アギレラ

 


Christina Aguilera - "Ain't No Other Man" & "Candyman" (Live at the NBA All-Star Game 2007)

 

 

見事な柔軟体操はマリッサ・ハート


Express - Christina Aguilera - Choreography by Marissa Heart - Heartbreak Heels

 

 

(過去記事統合増補編集再録)