哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

得難い人生を酔生夢死…目覚めたら


六道輪廻の間には、ともなう人もなかりけり。

(一遍 百利口語)

 

これ……どういう意味?

自分のまわりには恋人やつれあいや我が子や両親や友達や恩師や会社の同僚など、いっぱい「ともなう人」がいるじゃないか。

それなのに、一遍上人はなぜ「ともなう人がいない」などというか。

 

 

 

 

 

 

恋人、つれあい、我が子、兄弟、親等のほんとうの考えを自分は最初から最後まで一度も知りえないからだ。逆も同じ。

死ぬときは独り、だけではないのだ。


独り生れて独り死す。…
されば人と共に住するも

独りなり。

 

この事実に気づかないと、一度失ったら永劫得がたい人間の貴重な一生が、酔生夢死に過ぎてしまう。

 

 

一方、
非常に多くの人々の、口先ではなく、行動が示す考えはこうだ。


幸福に生きられさえすれば
酔生夢死の一生でかまわない

 

だから、さあいよいよ死ぬというその瞬間(とき)まで一回も、本気で目覚めようとしない。

 

 

 

 

 

 

 

 

  (My Favorite Songs) 

「Stand By Me」本家ベン・E・キングの。


Stand By Me, Ben E King, 1961

 

ジョンレノンの。


Stand By Me - John Lennon (official music video HD)

 

 

(過去記事統合増補編集再録)