語録の王といわれる臨済録。
特に有名な部分をあえてとりあげます。
逢佛殺佛 逢祖殺祖
逢羅漢殺羅漢 逢父母殺父母
逢親眷殺親眷 始得解脱
仏に逢うては仏を殺し、祖に逢うては祖を殺し、
羅漢に逢うては羅漢を殺し、父母に逢うては父母を殺し、
親眷に逢うては親眷を殺して、初めて解脱を得ん
「自分を徹底的に信じよ」と教えているんです。
臨済禄は全編ほとんどそれしか書いてないと、おれはおもう。
自分を深く信じるためには、
自分に対して一切ごまかしがあってはいけない。
自分の心は自分ではない。
自分の心にごまかされないように、
よく注意すること(sati)が大事です。
憎む人が憎む人にたいして、怨む人が怨む人にたいして、どのようなことをしようとも、
(ブッダの感興のことば31・9中村 元訳)
「人は死んでも、自分だけは死なない」
と邪な心は盲目的に渇望し、自分を根底からごまかしている。
この状態で、自分を信じることは不可能です。
母も父もその他の親族も、正しく向けられた心が自分のためにしてくれるほどの益をしてはくれない。
(ブッダの感興のことば31・10)
(My Favorite Songs)
岡林信康。
(過去記事統合増補編集再録)