哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

「ああ、生きることだ!」「いや、そんなこと言ったって、死にますけど」


  ひたすら生きんとする盲目の意志を至高価値にするのが人類全体としての限界なのだ。

大多数の人々の限界なのだ。

彼らは叫ぶ
「ああ、生きることだ!」と。

 

 

「いや、そんなこと言ったって、死にますけど。
誰もが例外なく老いて病気になり死にますけど」
と、
それ以上を促しても無駄なこと。

 

 

 

 

 「生きんとする盲目の意志システム」には貪瞋痴という放置できない酷烈なバグがある。

これをデバッグするには
それ以上を目指すしかない。システム内に居ては直せないからだ。

しかし、
人類全体としての限界を超えて無理強いすれば、多くの人は見るまにグレて、かえって権威主義全体主義軍国主義に堕ちる。






(過去記事増補編集再録)