(スッタニパータ1・4概略)
あるとき釈尊は、
パーラドヴァージャは、食を受けるために立っている釈尊に告げた。
「沙門よ。わたしは耕して、種をまき、働いた後で食べます。 沙門よ。あなたもまた耕して、種をまき、働いた後で食べるべきです」
(釈尊)
「バラモンよ、わたしも耕して、種をまき、働いた後で食べるのです」
(パーラドヴァージャ)
「あなたは耕作者であるとみずからいっておられるが、あなたが田畑を耕しているのを、わたしは見たことがありません。おたずねします。あなたが耕作者であるというわけを説明してください」
(釈尊)
「信仰はわが播く種である。 苦行は雨。 知恵はわが
パーラドヴァージャはハッとした。
(以上)
おれは昔、初めてこれを読んだとき、釈尊が詭弁を弄していると思った。
今、まったくそうは思っていない。
「クルーエル・インテンションズ」中佳作。
原作が優れている。
何度も映画化されている。
これは主役を現代の高校生に、舞台をアメリカに上手に置き換えたもの。
本作の続編としてクルーエル・インテンションズ2と3が製作されている。
(過去記事編集再録)