ネルソン・マンデラは27年ものあいだ狭い牢獄に閉じ込められた後、大統領になった。
獄中の彼を支えたのは、英国詩人ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩「インビクタス」の一節
I am the master of my fate,
(私が我が運命の支配者)
I am the captain of my soul.
(私が我が魂の指揮官なのだ)
だった。
ブッダの教え
自己こそ自分の主である。
に通じる。
世間はこの種の言葉を聞くと、反射的に相手を自己中、自信過剰、傲慢な人間とみなす。
しかし、ネルソン・マンデラは自分を27年間投獄した白人勢力に驚くべき寛容さを示した。
世間の脊髄反射は、事実にまったく反しているとわかる。