[映画を観ておもったこと]
キルケゴールは「結婚したまえ、君は後悔するだろう。結婚しないでいたまえ、君は後悔するだろう」と言った。名言だ、特に男には。
三島由紀夫は「それなら、後悔しなければいいのだ」と言った。無理がある、特に男には。
この世界は「ひたすら生きんとする盲目の意志」の具現だ。擬人化すれば ガイアの支配下にある。女はおのずと大地母神を崇拝する。
三島由紀夫は「それなら、後悔しなければいいのだ」と言った。無理がある、特に男には。
この世界は「ひたすら生きんとする盲目の意志」の具現だ。擬人化すれば
ブッダは、この神が盲目(貪瞋痴)なのが問題だと教えた。
野心ある男達は大地母神に反感を持つものの、ブッダの教えを理解できず、たいてい金と権力の神マモンを崇拝する。マモンの貪瞋痴は最悪で、ガイアどころではない。
野心ある男達は大地母神に反感を持つものの、ブッダの教えを理解できず、たいてい金と権力の神マモンを崇拝する。マモンの貪瞋痴は最悪で、ガイアどころではない。
原題「The Family Man」は、この映画の内容を的確に表している。野心家の主人公がマモンからガイアに宗旨替えする話だからだ。邦題「天使のくれた時間」よりずっと良い。相も変らずこんな甘ったるさで誘う必要のある日本の観客は子供だとおもう。
(おまけ)
Gladys Knight & The Pips - Midnight Train To Georgia - ( Remastered ) HD
疾走する列車をイメージした作曲は名作を生む。
The Doobie Brothers ~ Long Train Runnin' (1973)
(過去記事統合増補編集)