哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

全知全能の神

全知全能の神は、昔の人間に必要だったから作られた道具だ。

今は、昔ほど必要とされていない。

遠くない将来、もう一度必要になったとき、
人間は、リニューアルした神をやすやすとでっち上げるに違いない。

しかし、神が最初に発明されたときからそうであったように
「これは、人間が生きるために必要だから作った」
とは決して言わないし、そんなことは夢にも思わないだろう。
神を「この目で確かに見た」と言う者さえでてくるだろう。

そういう欺瞞性が、人間の変わらぬ特徴なのだ。

遺伝子のプログラムの中に、この欺瞞性が最初から組み込まれているに違いない。