哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

有終完美者

我々は、さあいよいよ死ぬというその時、例外なく実に悲惨な有様になる。

だれ一人、有終完美者にはなれない。

国王、大臣、権力者、億万長者、有名人、美人、スーパースター、学者、芸術家、武道家、苦行者、霊能者、宗教家、超能力者、いずれもいずれも、有終完美だけは決して叶わない。

彼らの正体は、結局我々と同じ凡夫にすぎないことが、これで分かる。

有終完美を、確かに達成した最初の人間は、釈尊である。

その後、釈尊なみに確実な有終完美者は現れていないのではないかと、おれは思う。