哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

聖徳太子の選択本願

 過激な選択思想は法然上人のアイデアだとおもっていたが、聖徳太子という先駆者がいた。 仏教から大胆に和合の教えだけ選択している。 もちろん仏法の第一義が、人の和であるはずはない。 しかし、まさにその確信犯的なわざとのズラシに、この選択というア…

わかってもらえないだろうけど一切皆苦 苦聖諦

一切皆苦、人生は苦であるという事実は、人々にとってもっとも聞きたくない、知りたくもない究極的に暗い嫌なメッセージだ。 (その証拠に昔も今も、ほとんどの人がこの事実をうっかり直視してダメージをうけないようにけっこう注意して生きている) では釈…

この道しかない。安心して行く。

他の人々が「安楽」であると称するものを、諸々の聖者は「苦悩」であると言う。 他の人々が「苦悩」であると称するものを、諸々の聖者は「安楽」であると知る。 解し難き真理を見よ。無智なる人々はここに迷っている。 ブッダのことば 762 中村元訳 得は…

誰も霊魂が何か知らないのに霊魂不滅は信じる

霊魂が不滅であるという考え方は、生ける人間の生命への執着と死者への愛着とのあらわれでありましょう。 川端康成 おれの意見を言わせてもらえば、今も昔も、世界中のほぼ全ての人が、肉体が滅んでも魂は不滅で、死んだ後も生きているとおもっている。もち…