哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

2006-08-03から1日間の記事一覧

昔日の嘘の世界

おれは無邪気な少年だった。 老いや死は言葉としてのみかろうじて知っているだけで、その実際の恐ろしい意味は知らなかった。 そしてもちろん、知らないという事実にも気づいてはいなかった。 中学生のある日、芥川の晩年の作品を読んで、自分の考え方感じ方…

人としての存在価値

遺伝子は、人を滅ぼすものでもあると同時に、人を生かしているものである。 自分を生かしている事実に膝を屈して、自分を滅ぼすものの正体を見失うなら、 人は人としての存在価値を自ら放棄したことになる。 生物は遺伝子の支配下にあることを、人は片時も忘…